こちらは翁長知事による辺野古の埋め立て承認取り消しを無効とするよう求める沖縄防衛局の申し立てに対し、その申し立てを審査する国土交通省に向け県が発送した意見書と弁明書などの資料です。段ボール箱4箱に及んだその中身とは。

翁長知事は「国土交通大臣に置かれましては、執行停止申し立ての審査に際しては、県の意見書を精査するとともに、慎重かつ公平にご判断頂きたいと思っております。また弁明書についても、同様に県の主張をご理解の上、審査請求そのものを却下していただきたい」と話しています。

翁長知事は、膨大な資料の中で、普天間基地の移設先として辺野古が唯一の選択肢とした根拠や、民意に反する基地建設は不合理で不当だとする県の主張を展開したことを明らかにしました。

国土交通省は数週間のうちに結論を出すとみられ、執行停止が決まれば、仲井眞前知事が辺野古沖の埋め立てを承認した状態に戻る見通しです。

ここからは取材にあたっている野島記者です。

Q:今回、県は、弁明書と意見書の両方を提出したようですが、どういった意味があるのでしょうか?

はい。今回の弁明書と意見書は、県の職員が、きょう未明の3時ごろまで最後のチェックを続け、準備しました。

この2つ、ほぼ同じ内容なんですが、まずは、950ページというその分量。さらに、弁明書に至っては、来月の〆切日を待たずに、スピード感を持って対応した背景には、県としての主張はこれですべて。引き伸ばしを避け、法廷闘争も辞さない県の覚悟。翁長知事が話す「ゆるぎない決意」が表れていると感じました。

今後、政府側の国交大臣が「執行停止」を判断するのは、時間の問題と見られていまして、そうなれば、県民の多くが望んだ翁長知事の、承認取り消しの効力が失われることになります。移設を進めたい政府が、作業を再開させるのは火を見るより明らかです。政府はこうした既成事実の積み上げで県の「諦め」を狙っているとみられます。

今後もタフな対応が続く見通しで、辺野古NOを、選挙で示した県民にも、その覚悟が問われていくと思います。

県が国交省へ意見書と弁明書送付