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今日夏の甲子園が開幕しました!全国の夏の頂点をかけた戦いが始まる中、県内では2年生の新チームで戦う新人大会が始まっています。その中で、この春できたばかりの1年生チームをご紹介します!

県予選入場この夏、初めて選手権大会に出場したのはKBC学園未来高校。部員数は12人。初めて県内の大会でその名を披露しました。

Q+スポーツ部 今年誕生 未来高校野球部の挑戦

那覇市泉崎などに校舎を置くKBC学園未来高校は、通信制もある学校ですが、総合学科に通う生徒は普通科目をはじめ、資格取得に向けた専門科目も学びます。

Q+スポーツ部 今年誕生 未来高校野球部の挑戦

そして、この学校にこの春誕生したのが野球部。先輩たちもいない、過去の実績もありません。それでも未来高校で野球をする為に入学した選手達には、共通の理由がありました。

新盛和司主将「この学校を選んだ1番のきっかけは神山先生が監督をしてくれるということを聞いて」

神谷優斐投手「神山先生のもとで一緒に野球がしたいと思ったからです」

砂川蓮投手「神山監督というすごい指導者のもとで野球ができて、しかも1年生から試合の経験が積めて甲子園に近いと思ったからです」

Q+スポーツ部 今年誕生 未来高校野球部の挑戦

チームを率いるのは沖縄水産、那覇商業の監督として甲子園に出場した名将・神山昂監督です。神谷監督のもとで野球がしたい。そんな思いから未来高校の門をくぐった選手達。

神山監督「ゼロからのスタート、何もない状態から始まったので、1つ1つ確実に作り上げて、1期生として歴史の一歩を記してほしい」

そして、チーム立ち上げ一か月半で高野連への加盟が承認され、初めて挑んだ夏の県予選。1年生12人が与勝高校の3年生に挑みました。結果は、6-1の初戦敗退。

新盛和司主将「相手は2つ上の3年生で初めての大会でプレッシャーと言うのもあってそれに押しつぶされたという感じになってしまって13自分たちの持っている力を発揮できなかった感じがしました」

Q+スポーツ部 今年誕生 未来高校野球部の挑戦

3年生相手に見えた多くの課題。その課題を胸に、選手たちは新たなステージ、新人大会へ挑みました。

2年生主体の新チームで戦う大会、新人大会。予選を勝ち抜き、南部地区の2枠をかけ挑んだ糸満戦は、9回2アウトまで勝利が見えていた矢先の逆転負け。

しかし、強豪糸満の2年生相手に善戦をした未来高校。その主軸となったのが怪我を負ったエース中本康也の代わりに力投した、神谷優斐投手です。

神谷優斐投手「中本がいない中、自分が中本の分まで抑える気もちでやっていきたいです」

Q+スポーツ部 今年誕生 未来高校野球部の挑戦

エースの分も投げる。その思いで南部地区のもう1枠をかけ、再び2年生チームに挑みました。

中本が見つめる中、7回ウラから登板した神谷。

中本康也投手「優斐のコントロールで打ち取って勝ってくれると思います」

糸満戦での好投を見せたい神谷でしたが、初球からつかまります。次々と豊見南打線にヒットを浴び、この回一気に4点を奪われます。続く8回は無失点で抑えるも点差は埋まらず、悔しい敗戦となりました。

神山監督「1球の大切さ、1アウトの難しさを感じたと思うので、かなり収穫はあったと思います」

仲間と共に歩み始めたばかりの、KBC学園未来高校。神山監督のもとで今は一戦一戦、課題を作ることが今後に繋がっていくのです。

神谷優斐投手「まだまだ自分たちは甘いと思うので、これからどんどん厳しい練習にについていって、監督と一緒に甲子園を目指していきたいです」

入学する前は不安もあったという選手たちでしたが、神山監督のもとで野球をはじめ徐々に形になってきたことで、今は甲子園と言う目標に向かって日々練習に励んでいます!KBC学園未来高校の歴史の第一歩を刻み始めた選手達の今後の活躍に期待します!