沖縄戦を別の視点からも考える 「捨て石にされた沖縄展」始まる

県平和祈念資料館できょうから始まった企画展「捨て石にされた沖縄」では、沖縄戦はある日突然始まったものではなく、沖縄戦の前の年にはサイパン島やテニアン島などが壊滅し、アメリカ軍の次の標的が日本軍の飛行場や軍港がある沖縄となったことが伝えられています。そして沖縄戦では住民たちは軍の作戦に協力するよう求められ、戦闘に巻き込まれたことであわせて12万人をこえる県民が犠牲になったことが伝えられています。

大矢記者「大人から子どもまでが悲惨な戦闘に巻き込まれた沖縄戦。それと時を同じくして、本土では一体何が行われていたのか。こちらのコーナーでは、本土決戦に向けた準備の様子が伝えられています」

沖縄戦を別の視点からも考える 「捨て石にされた沖縄展」始まる

本土では「いよいよ決戦がはじまる」ことに備え、男性は15歳、女性は17歳から動員されれば戦闘に参加することを義務とした「義勇兵役法」が沖縄戦の組織的戦闘の終結とされる6月23日の前の日に公布されたことも伝えています。

県平和祈念資料館・平田守さん「沖縄戦の最大の特徴は、住民の犠牲が兵士たちの犠牲を遥かに上回っていたことだと言われています。それも、本土決戦に備えて沖縄で一日も長く戦い続けるという作戦を日本軍がとったために、住民が日本軍に動員されて、戦場で多くの方々が亡くなっていった。そういったことを今の子どもたちにもちゃんと理解してほしいと考えています」

企画展「捨て石にされた沖縄」は、今月7日まで県平和祈念資料館で開かれています。