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政治評論家の寺島実郎さんが8日夜、那覇市で講演し、「『辺野古でなければ代替案を出せ』というのは本末転倒だ」と述べました。

およそ350人の聴衆を前に講演した寺島さんは、日本政府は、国内にある全てのアメリカ軍基地の規模や配置について戦略上の合理性をアメリカと根底から対話し、基地の段階的縮小を目指すべきだと指摘し、次のように述べました。

評論家・寺島実郎さん「辺野古でなければ、代替案出せと言うのは本末転倒です。これはアメリカ自身が、普天間で起こした安全性を損なう世界一危険な基地と自ら言っているんだから」「(基地をどうするか)一つの方向感を出してくる、挙証責任はアメリカにあるんだということを、明確に主張すべきだろうと思う」

また、日本の主権回復のため、日米地位協定の改定はしなければならないと述べました。