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島嶼地域でのゴミのリサイクル技術やリサイクルビジネスを学ぼうと、トンガでゴミ問題に携わっている人たちが、那覇市を訪問しました。

民族衣装のタオバラを着て那覇市を訪れたのは、トンガ王国のババウ島から来た研修員6人です。一行は、那覇市と沖縄リサイクル運動市民の会が、JICAと実施している技術協力プログラム研修に参加しています。

沖縄と同じように観光が主要な産業で、人口およそ1万5000人のババウ島では、近年の経済発展に伴い、ライフスタイルの変化や輸入品の増加によってゴミが増え、ゴミ処理問題が大きな課題となっています。

参加者は、2週間の滞在中、那覇市のゴミ処理施設などを訪れ、離島の多い沖縄で培われてきた、島嶼地域ならではのリサイクル技術を視察します。

ババウ環境保全協会役員ウトイカマヌ・アライプケさんは「今回の沖縄訪問では、昨日、ゴミ処理センターを見学し、目を見開かされました。ババウ島に帰ったら、ゴミを減らすことに取り組みたいです。」と話します。

参加者は、「世界にただ一つの、私たち島の環境を守りつづけるために、いつか、持続可能なリサイクルシステムを作りたい」と、話していました。