沖縄市のサッカー場のダイオキシン汚染問題で沖縄市と沖縄防衛局が61本のドラム缶などを追加調査した結果が出ました。

ベトナム戦争で使われ、子どもたちにおびただしい障害をもたらした枯れ葉剤エージェントオレンジの主要成分の一つが新たに検出されさらに防衛局の調査では別の枯れ葉剤の成分が検出されました。

調査は2013年10月から6月にかけて沖縄市と防衛局がそれぞれ沖縄市のサッカー場で発見されたドラム缶61本と底面土壌、たまり水などを調べました。

その結果ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤エージェントオレンジの主要成分である245Tがドラム缶と底面土壌、そしてたまり水から発見されました。

また今回調査項目を増やした結果、たまり水からエージェントオレンジのもうひとつの主要成分24Dが発見され、ベトナム戦争で子どもたちにおびただしい被害をもたらしたエージェントオレンジの主要成分がそろって検出されたことがわかりました。

しかし沖縄市の桑江市長は枯れ葉剤かどうかは断言せず、これ以上の調査は国や県の責任で行ってもらう考えを示しました。

沖縄市桑江市長は「大変不安は残るが評価等を見ても、健康被害についてはないというようなことですし、さらなる調査は、防衛局で徹底的に解明してもらいたいと思っております」と話します。

また防衛局もエージェントオレンジかどうかについては2つの成分がともに除草剤としても使われていたものであることからエージェントオレンジだという証拠はみつからないとして否定しています。

沖縄市の調査についてベトナムでの枯れ葉剤汚染の調査経験のある愛媛大学の本田克久教授は「エージェントオレンジやエージェントブルーなどと同じ構成成分を有する除草剤が存在していた可能性が高い」と話しています。