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名護市辺野古への基地建設について、政府は2015年に予定していた工事の開始を前倒しして、秋にも始める方向で検討していることが10日にわかりました。

政府関係者によりますと、政府は来年に予定していた工事の開始をこの秋にも前倒しする方向で、本格的な検討に入りました。

また、辺野古区の関係者によりますと、3月上旬に政府関係者が「知事選の前に工事を始める形を作っておきたい。選挙の結果、知事が野党と与党、どちらになっても普天間基地の固定化を残すわけにはいかない」などと話していたということです。

一方、沖縄防衛局は、埋め立て工事に伴う漁港の使用許可などをめぐる問題で、9日、名護市に対し「法令に従い適正に提出した」として、名護市に提出した申請を取り下げる意向はないことを文書で回答しました。