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ハンセン内での自衛隊訓練 増加

アメリカ軍キャンプ・ハンセン内における陸上自衛隊の訓練が、2009年からの5年間で87回に上ることがわかりました。これは、3日の衆議院安全保障委員会の中で、共産党の赤嶺政賢議員の資料請求に対し、防衛省が明らかにしたものです。

資料によりますと、キャンプ・ハンセン内での陸上自衛隊の訓練は、2009年1月から2013年12月までの5年間で87回。

ハンセン内での自衛隊訓練 増加

年別に見ると、2009年から2011年にかけては、それぞれ10回前後ですが、2012年に22回、2013年に36回と増えていて訓練の内容も市街地戦闘訓練を始め射撃や爆破訓練などもしていることがわかりました。

また那覇港湾施設と沖大東島射爆撃場でも2013年にそれぞれ1回訓練が行われています。こうした事実については集団的自衛権の解釈を変えようとしている安倍政権の動きと連動しているのではないかと指摘する声もあります。

ハンセン内での自衛隊訓練 増加

沖縄平和委員会の大久保康裕さんは「自衛隊と米軍基地の垣根は取り払われています。自衛隊基地で米軍が訓練をしたり、あるいは、その反対であったりということですので、自衛隊の海外派遣、戦地での自衛隊の活動をより強化するための訓練がもっと増えてくる。さらに広がってくると思います」と話します。

キャンプ・ハンセンにおける陸上自衛隊の訓練は、2006年の日米合意で決まったものですが、2013年3月には、オスプレイを使用しての自衛隊とアメリカ軍との共同訓練が行われるなど、連携が深まっています。