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普天間基地の辺野古移設に向けた環境アセスのやり直しを国に求めた控訴審は住民側が請求していた証人尋問と現場検証が認められないまま20日結審しました。

一審の那覇地裁では、アセスの手続きの中で、住民の意見を述べる権利を認めない判決が下され、原告の市民らが、判決を不服として控訴していました。

控訴審で市民側は、現場周辺でのオスプレイの騒音被害の状況を明らかにするため騒音被害調査の専門家の証人尋問や現場での検証を行うよう請求。

しかし、福岡高裁那覇支部の今泉秀和裁判長は住民側の請求を認めず、審理を終結させました。この判断に住民側は「実質審理がないまま判決を下すのは不可能」と抗議しましたが、裁判は結審しました。判決は5月27日に言い渡されます。