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沖縄戦前後の宜野湾市の移り変わりを公文書や写真でみる企画展が11日から宜野湾市博物館で開かれています。

これは、沖縄県公文書館と宜野湾市博物館が共同で開催しているもので、それぞれが所蔵している宜野湾市の歴史資料を年表と共にわかりやすく伝えようという初めての試みです。南部では戦闘が続く中、アメリカ軍が着々とB29専用の滑走路を造る写真。

1955年、アメリカ軍が強制的に土地を接収した伊佐浜の写真そして、土地を追われた伊佐浜の住民が琉球政府に救済を求めた記録など宜野湾が、アメリカ軍に占拠されていった悲しい歴史も伺い知れます。

宜野湾市立博物館平敷兼哉さんは「宜野湾市というと普天間や基地建設がメインになりますが」「これからの世代には今の状態が通常ではなく戦前までそこで生活していた人たちがいたことを学んでほしい」と話しました。

また、1949年にアメリカ軍が作った当時の宜野湾の地図も展示されていて、訪れた人たちは戦後の地名や場所の違いに興味深そうに見入っていました。

この展示会は29日まで開かれています。