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沖縄の女性を応援する「美ら島ウーマン」。きょうは、ある不思議なジュエリーを作る古堅ちひろさんを紹介します。

古堅さん「本当に自然にかえるはかない物ではあるんですがジュエリーっていうのは永遠の輝き、永遠の象徴でありますので、その相反するものが二つ重なっているところに面白みを感じている。」

繊細な構造で、上品なこのジュエリー。実は、これ「紙」でできているんです。その名も「ペーパージュエリー」。考案したのは、ペーパークリエイター古堅ちひろさん。このペーパージュエリーを作るのは、日本で彼女だけです。

彼女がペーパージュエリーを初めて作ったのは7年前の大学の卒業制作でした。その後は、紙の魅力を伝えようと、県内のペーパークリエイターが作品を発表するイベントなどに参加。作品は県内の店舗で販売しています。

古堅さん「この紙をまとうっていうのは今までない発想だと思うので、この平面から立体が生まれる面白さっていうのをやはり伝えたくてこのスタイルでやっているんです。」

外出した際に気に入った紙を見つけるとすべて持ち帰るというちひろさん。自宅には様々な種類の紙がありました。

古堅さん「いつも気分転換などにはこういう紙を眺めるようにしてます。変態チックなマニアックな側面はあるかもしれないです。」

誰よりも紙が大好きだというちひろさん。とても細かい作業で、1つの作品を仕上げるには1か月ほどを費やします。ちひろさんがここまで「紙のジュエリー」にこだわるのは、ある理由がありました。

古堅さん「実はあの私自身が金属アレルギーを持っておりまして、高校時代学生時代にお洒落ができないコンプレックスがずっとあったんですね。それでこういった同じ悩みを抱えている女性たちにも全ての女性がお洒落を楽しめるような物を作りたいということで考案いたしました。」

ただ紙が好きというだけではなく、金属アレルギーだからこそ同じ悩みを持つ女性のためにと生まれたペーパージュエリーだったのです。

客「金属アレルギーのお友達がいて知らない子が結構いるので、(ちひろさんを指しながら)金属アレルギーでっていう。

古堅さん「そうなんです。私もそのコンプレックスから実は考案したものなんです。」

客「なかなかジュエリーのお洒落ってできないから。」

古堅さん「そうですね。またそういう悩みを抱えている女性にぜひ。」

客「今回はここだけを私は見逃せないって。ありがとうございます。嬉しい。ホームページと一回テレビで番組でちらっと流れたのかなんかでペーパージュエリーっていうのが一瞬やったコーナーがあって、沖縄に旅行ができたら絶対こようと思って。金属アレルギーの方とかに広めたいなと思いますね。来たかいがありました。

古堅さん「嬉しいです。沖縄楽しまれてください。ありがとうございました。嬉しい。でもね県外からもこういう風にいらしてくれて作ったかいがありますね。本当に全ての女性がファッションを気兼ねなく楽しめるものを提案していきたいなって自分もまた改めて思いました。」

そしてこの女性も、ちひろさんが作るペーパージュエリーのファンのひとりです。

この日も、ペーパージュエリーを付けてきました。紺色のワンピースに白が生えていて、美しいですね!

常連客「数えきれないほど通っています。あのすごく軽くて、とても存在感があって華やかで気に入っています。あのちひろさんの顔を見にだけ行く時もあります。」

ちひろさんの明るい性格が、さらにお客さんの心を掴みます。

これは、ちひろさんが結婚する妹に贈ったペーパージュエリー。

「たくさんの女性に喜んでほしい」その想いで作品を作り続けます。

古堅さん「そうですね。もちろんもし世界にそういった悩みを抱えている人ですとか、あとは紙フェチの方にこういったものを一緒に発展していければと思っています。」