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経済に関するニュースをお伝えするビジネスキャッチーです。

今、県内で「あるインフラ」が急速に存在感を高めています。それがこちら「倉庫」です。

確かにいろいろなところで大きな倉庫を見かけるようになりましたよね。そうですよね。

きょうは今なぜ倉庫ビジネスに熱い視線が集まるのか?注目します。

山城アナウンサー「きょう、この広い倉庫で新たなビジネス展開がスタートします。その狙いは沖縄の『暑い夏』への対策です」

この日、行われた開所式。ここは豊見城市にある「沖縄西濃運輸豊見城物流センター」です。この倉庫に約300坪ものスペースを確保したのは作業服大手の「ワークマン」です。

物流最前線 倉庫が熱い/ビジネスキャッチー

ワークマン大竹さん「我々の反省点というかボトルネックは」「輸送に時間を要するところが一番のポイント」「タイムリーに商品を供給できない部分も多く見受けられ」「旬の商品を売り逃してしまうそんな結果を招いていた」

その背景には沖縄ならではの販売の難しさがありました。ワークマンは夏物商品の売り上げが好調な一方、「冬物は売れにくい」という課題を抱えていたのです。

ワークマン大竹さん「本土のほうだと」「2シーズン制で販売をしている」「大きく分けると夏物、それから冬物と」「(沖縄県は)夏物という概念はなくてそれが通年物ということで」

物流最前線 倉庫が熱い/ビジネスキャッチー

ワークマンが始めたのは沖縄の長い夏に対応すべく「倉庫にあらかじめ在庫を持ち、売れるタイミングを逃さない戦略」さらに離島での展開も視野に入れ、「在庫拠点」としての役割にも期待しています。

台風などによる自然災害時の「備蓄」という点でも注目されるなど、県内には今、様々な大型倉庫が造られているのです。

続いてお邪魔したのは那覇市港町にある「那覇港総合物流センター」缶詰などの加工食品だけでなく生鮮食品や家電製品なども扱っています。中にはこんな場所も。

物流最前線 倉庫が熱い/ビジネスキャッチー

重い扉が開くとそこは急速凍結庫!マイナス55度の冷風を作り出します!こちらは県産マグロを24時間かけて芯までカチコチにさせます。そして、保管されるのはマイナス60度の極寒倉庫!マグロの新鮮さを保つためにはこの倉庫が不可欠とのこと。

以前は獲れたマグロの鮮度が保てずにいましたが、この倉庫ができたことで商品の価値が各段に上がり、安定した出荷が可能となったのです。沖縄の倉庫ビジネスは大きな可能性を秘めています。

物流最前線 倉庫が熱い/ビジネスキャッチー

マイナス60度の倉庫は寒そうですね!

山城アナウンサー「でも『倉庫ビジネスが熱い』と題してお送りしています。ご紹介した超低温冷凍庫ですが、広さは116坪で県内唯一の施設です。ネタとして加工されて県外には専用のコンテナで送り出されます。中には県内の寿司店などに出回るものもあるそうで、それを『里帰り』と呼ばれているそうです」

それだけ新鮮さを保てているということですね。

山城アナウンサー「さらにここの物流センターにはこんなものも保管されているのです」「何が並んでいるか分かりますか?」「これ、県産の黒糖なのです!」

「8つの島の黒糖がこの倉庫に運ばれてきます。(伊平屋・伊江島・粟国・多良間・小浜・西表・波照間・与那国)年間で約1000トンを取り扱っているそうです」

物流最前線 倉庫が熱い/ビジネスキャッチー

「この倉庫の特徴は沖縄初の「温度と室温が管理できること」品質の劣化やカビの発生を防ぎ、廃棄も減らすことができます。これからの沖縄が担う『倉庫』について那覇港総合物流センターの諸見里さんに聞きました」

諸見里さん「沖縄の場合は地理的な優位性があると思っている」「物流の要所となり得る沖縄と考えているので」「いろんな産業が生まれるし雇用が生まれる」

物流最前線 倉庫が熱い/ビジネスキャッチー

山城アナウンサー「倉庫が私たちの生活も大きく変えるかもしれないですよね。改めて倉庫が注目される理由を3つあげてみます」

1顧客のニーズに即応できる 2物流コストや人手不足に対応 3地理的優位性

物流最前線 倉庫が熱い/ビジネスキャッチー

山城アナウンサー「まずは『顧客のニーズにすぐに応えられる』メリットです。先ほどVTRでも紹介したように『商品をストックする』ことで業者が素早く対応し、顧客の満足度を高めます」

物流コストや人手不足にも対応できるのですか?

山城アナウンサー「少子高齢化による人手不足の影響でドライバーなどが不足し、全国でモノが運べなくなる事態が予測されています。『2040年問題』といわれています。不足する人的資源に対応するためにも、輸送を減らして『物流の拠点を作る』ことが必要になっています」

そして地理的優位性ですか?

山城アナウンサー「こちらをご覧ください」「沖縄はアジア全体で見た時に、位置的にアジア20億人の巨大市場と飛行機で4時間ほどで結べ経済的優位性があるとされています。県も2015年に『沖縄県アジア経済戦略構想』を策定して、アジアと日本を結ぶビジネス拠点を構築して、県経済を発展させるという基本方針を示しています」

物流最前線 倉庫が熱い/ビジネスキャッチー

山城アナウンサー「今『沖縄の倉庫』は物流の保管場所というだけでなく『アジアのハブ=拠点』として熱い視線を浴びていて、関係者は『土地が空いてるなら倉庫を建てたい』と語るほどです」

これからも沖縄の倉庫が注目されそうですね。

山城アナウンサー「きょうは注目されている倉庫ビジネスについてお伝えしました。ビジネスキャッチーでした」