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新たな米軍再編に関連してアメリカ海軍幹部が、沖縄に駐留する海兵隊部隊のオーストラリアへの移転の可能性に言及したことが分かりました。

5日付のアメリカ海軍専門紙「ネイビータイムズ」によりますと、海軍のジョナサン・グリナート大将は、2012年からオーストラリアにローテーション配備される部隊について「どのような船が必要か検討しなければならない」と述べました。

様々な可能性があるとしているものの、オーストラリアに駐留する部隊を高速輸送船で展開させる方法も示しました。沖縄に駐留する第31海兵遠征部隊と規模が一致することから、この部隊を念頭に置いた発言とみられています。

第31海兵遠征部隊は、普天間基地に常駐している航空部隊と行動を共にすることから、移転が実現すれば普天間基地の必要性も低下することになり、移設問題にも大きな影響を与えそうです。