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癒えぬ哀しみ、忘れない一日

祈る人「これ以上戦争は起こさんでくださいねーお願いします」「子どもたちにこういったね、戦争は起こらんように二度と起こらんようにって教えていきたいですね」「若い連中が頑張らんとだめよー」

こちら魂魄の塔では多くの人が手を合わせています。

祈る人「おやじはこういう水の無いところで水を欲しがっただろうな、という気持ちで来るたびに水をあげてます」「戦争の話は涙が出てねお話もなにもできない」

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祈りの列は摩文仁をめざす。この平和行進には県内外からおよそ1000人もの人が集まりました。

行進参加者「まだ父親の骨がこの沖縄の地に眠ってますので、元気なうちは父親の思いを後世に伝えてやっぱり平和を願う」「歩きながら、当時はどういう思いだったのかなというのはいつも噛みしめています」

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66年目の夏がめぐってくる。

「黙とう」

沖縄の各地で、すべての世代が、すべての島々で、祈りをささげた。

仲井真知事「二度と戦争の悲劇を繰り返さない事、そしてまた平和こそ何物にも代えがたいものであることを深く学びました」

菅総理「本土復帰から39年が過ぎたにも関わらず沖縄だけ負担軽減が遅れていることは慚愧(ざんき)に堪えません」

仲西中学校・嘉味田さん「私たちが忘れない限り平和は続くだろう。だからこそ忘れてはいけない」

参列者「ほんとに戦争はあってはいけないと思うし、娘たちにもそれを伝えていきたいと思っています」「私が5歳のときに戦争起こったもんだから、9名家族から7名亡くなったですよ」「おじいちゃんとかおじいちゃんの兄妹とかいっぱい亡くなったので、うーとーとーしに来ました」

仲西中学校・嘉味田さん「この地にはたくさんの笑顔がたくさんの夢が眠っていることを」