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戦後66年、糸満市の平和祈念公園で6月23日、全戦没者追悼式が行われました。普天間基地の移設問題が迷走する中で迎えた2011年の慰霊の日。

2010年に引き続き菅総理も出席しましたが、6月21日、日米が名護市辺野古に新しい基地を造ることで合意したのを受け、会場はギクシャクした雰囲気となりました。

平和宣言を行った仲井真知事は、沖縄の基地負担の現状をあげ、追悼式では初めて普天間基地の県外移設について「危険な普天間飛行場を一日も早く県外に移設すること。このことを日米両政府に強く訴えてまいります」と強調しました。

一方、菅総理大臣は、普天間基地の固定化を避けるためにも、辺野古への計画を推し進めたいと強調し、「沖縄の皆さんが県外、国外移転を望んでおられることは、良く理解しております。大変そのことが難しい状況にあるということで」と述べ、結局、沖縄と政府の溝を露呈させる形となりました。