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県内の総意が反対でアメリカの議会でも移設不可能という意見が出ている中どうしてという感じがぬぐえません。

日米の外務防衛担当閣僚が安全保障政策について話し合う2プラス2が21日夜、ワシントンで開かれ、普天間基地に替わる施設として、名護市辺野古にV字形の2本の滑走路を造ることが改めて合意されました。

北沢大臣「これは移設に向けた重要な進展であると考えている」「沖縄の件が厳しいものがあるが、仲井真知事、地元の理解を得るため最大限の努力をすることを確認した」

そしてゲーツ国防長官は「我々は2006年の日米再編ロードマップを確認した。あわせて1年間で具体的な進展が重要であるということを強調した」とコメントしました。

民主党政権下では初めて開かれた2プラス2。普天間基地に関しては、2014年までの移設期限を撤回し、「できる限り早い時期に完了させる」とした上で、名護市辺野古にV字形の1800メートルの滑走路2本を建設することが合意されました。

これに対し与世田副知事は「これはロードマップとは切り離して、可能な限り返還できるところから返還して沖縄県の負担を軽減していただきたいと述べたが、なかなかここの溝は埋まってないと」

宜野湾市の安里市長は「決して普天間を固定化させる辺野古が出来なければ固定させるというような流れを作り出していくべきではないと思っております」

そして名護市の稲嶺市長は「実現性から言うと、全く可能性がないものを、2プラス2で、改めて確認するということに、どんな意味があるのかなと」と話していました。

共同文書では仲井真知事が過去に求めていた滑走路の沖合移動についても含みを残していますが、知事は去年の選挙以降、県外移設を訴えていて合意内容が実現する見通しはありません。