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29日午前、八重瀬町の小学校の敷地内で沖縄戦当時の不発弾が見つかり、一時、児童が避難する事態となりました。不発弾が見つかったのは校舎の建て替え工事現場で、事前の磁気探査は行われていませんでした。

糸満警察署などによりますと、29日午前10時ごろ、八重瀬町立具志頭小学校の新校舎の建設工事現場で不発弾から煙があがっているのが見つかり、全校児童380人を体育館に避難させたということです。見つかった不発弾は、沖縄戦当時の黄燐弾1発でした。

不発弾が見つかった当時は2時間目の授業中で、児童は、かけつけた自衛隊が回収するまでのおよそ1時間、体育館に避難しました。

新校舎の工事は9月から始まっていて、事前の磁気探査を実施しなかったことについて、八重瀬町の学校教育課は「以前校舎が建っていたので、不発弾は出ないと思っていた」と話しています。また工事再開の前に磁気探査を行うかについては、これから検討するということです。