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民主党や社民党の議員らでつくる米軍基地問題議員懇談会のメンバーが沖縄を訪れ、宜野湾市などを視察しました。この時期の沖縄訪問には、民主党の代表選を間近に控え、ある作戦があったようです。

沖縄視察には民主党と社民党の議員20人余りが参加し、普天間基地などを視察しました。民主党の代表選を8月に控え、小沢前幹事長が出馬表明をするなど、党内が騒がしくなる中での沖縄訪問。そこには「基地問題」を代表選に利用したいという小沢派の議員たちの作戦が見えました。

民主党・川内博史議員は「小沢一郎氏は普天間問題は代表選の争点になると言った。辺野古も徳之島も無理だというのが小沢一郎氏の発言である」と話しました。

一方、名護市ではもう一人の主役の姿も。社民党の福島党首が一足早く辺野古を視察。民主党の代表選について「出来れば民主党の代表選で辺野古に基地を造るかどうかということを大きな争点にしてほしい。もう一回、この沖縄から真っ当な政治を取り戻すんだという機運がまた高まるようにと思っている」と話しました。

この後、稲嶺市長とも懇談した議員ら。連立関係を解消した2つの党が再び手を取り合うことがあるのかはわかりませんが、稲嶺市長は基地問題の解決を必死に訴えていました。