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学校をひとつのデパートに見立て、仕入れや販売の実習を行う具志川商業高校の「具商デパート」が21日に2009年度の株主総会を開き、各報告を行うとともに株主配当も手渡されました。

「具商デパート」は、生徒一人一人が入学時に1000円の株を一株ずつ購入する「株式会社」として運営されていて、毎年、全校生徒、つまり全株主を集めての総会を開いています。

2009年度の社長を務めた平良隼一郎さんは「仕入れや接客態度など、他の高校では学ぶことのできない経験をしました」と挨拶。続いて一般企業の商品販売やバザーを出した各クラスの店長たちによる営業報告、来場者数6200人あまり、売り上げは370万円以上という決算報告も行われ、最後は一本締めで2009年度の営業を締めくくりました。

社長を務めた平良さんは記者の質問に「将来はこの経験を生かし、色いろな面で生かせると思うので(具商デパートから)社長もいっぱい出て成長・発展してほしいと思います」と話していました。

当期利益のうち、総額12万円の株主配当はパンとドリンクという「現物支給」。株主は配当を笑顔で受け取っていました。