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4日前に沖縄市の住宅から逃げ出していた大型犬のドーベルマンがアメリカ軍基地内で捕獲されていたことがわかり、10日、飼い主に引き渡されました。

沖縄市園田の住宅から逃げ出し、目撃情報も少なかったドーベルマン。市民からは不安を訴える電話が10件ほど寄せられ、捜索が続いていました。

逃げたドーベルマンは、国道とアメリカ軍人の住宅地区を隔てたフェンスに足を挟んでいたということです。この騒動を伝えるQABのニュースを見た視聴者からの情報で、この犬が8日午後、沖縄市のアメリカ軍人居住区内で、軍の動物保護担当者に捕獲されたことが判明。無事飼い主に引き渡されました。

この犬はフェンスが足に絡み、軽いケガをしていましたが、人を襲うようなことはなかったとみられます。しかし、狂犬病の予防注射や飼い犬の登録はされていなかったため、飼い主は市から指導を受け、登録を済ませました。

沖縄市環境課の上原満さんは「大型犬や闘犬種については、県の指導要領でちゃんと決められている。庭の放し飼いは一切禁止、もしくは檻飼い、という取り決めがありますので、その辺をご理解していただきたい」と話していました。

あとを絶たない大型犬の脱走事件。県内では14年前、5歳の女の子が放し飼いの犬にかまれて死亡する事故が起きています。こうした事故を起こさないためにも、飼い主には責任ある飼い方が求められています。