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8日、サンゴの研究家などでつくる市民グループが、基地建設予定地に隣接する名護市の大浦湾で発見されたアオサンゴ群集を県の天然記念物に指定するよう、県議会に陳情しました。陳情を行ったのは沖縄リーフチェック研究会など、3つの市民グループです。

2007年9月、名護市の大浦湾で見つかったアオサンゴ群集は長さ50メートル、幅27メートル、高さ12メートルと非常に規模が大きく、世界的にも希少なものとみられています。

陳情後に会見を開いた沖縄リーフチェック研究会の安部真理子代表は「世界的にも貴重で、普遍的な価値を持つ群集を天然記念物として積極的に保護し、次の世代に引き継ぐべき沖縄の宝であるということを陳情してきた」と述べました。また、沖縄生物多様性市民ネットワークの伊波義安共同代表は「現在に生きる私たちのものだけじゃなく、次の世代に受け継がないといけないもの。だからそれを守って次の世代に受け継ぎたいと思っている」と述べました。

市民グループでは、大浦湾とその周辺が様々な生物が共生する豊かな海域だとして、天然記念物に指定して、県をあげて保護するよう求めています。