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がん診療連携拠点病院に指定されている琉球大学附属病院で4日、がん患者や家族、医療関係者が意見を交換する「ゆんたく会」が開かれました。

ゆんたく会は、より良いがん医療を目指そうと企画されたもので、がん患者や元患者、家族、関係者ら44人が参加しました。

この中で現在、治療中の男性は、「がんになったということは、自分の人生の中のひとつの経験として、なかなか味わえない経験のひとつであるんだなという思いで、自分に言い聞かせて頑張っているんです」と話し、時間はかかるががんという病を受け入れる事で厳しい治療にも前向きになれると述べました。

また元患者の女性は、がんを知られされた時の気持ちを、深い沼の底に落とされたと表現し、「(がん)告知のやり方を医療の先生方がもう少し、ひとこと加えてくれると、(患者は)救われるんじゃないかな」と医師の告知のあり方に注文をつけました。患者の意見は、がん診療や緩和ケアなどに反映される事になっています。