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糸満市の平和祈念資料館が持っている平和博物館としてのノウハウをカンボジアの博物館でも生かそうと、2つの博物館が2009年から人材交流を行うことになりした。

これは平和祈念資料館がJICAの草の根技術協力事業に応募して実現したものです。

カンボジアにあるトゥール・スレン博物館はポルポト派政権下で収容所として使われていた学校をそのままの形で公開したものです。独房や遺骨、自白調書などを通して、虐殺の歴史を紹介するとともに改めて平和への思いを発信しています。

平和記念資料館の大川館長は「悲劇を乗り越えて平和を構築し、その平和を強く願う心を子どもたちに育てていきたいという思いが共通している。そういう交流ができたらいい思う」と話しています。

平和祈念資料館では2009年から3年間、カンボジアからの職員の研修を受け入れるほか、沖縄からも学芸員を送り、現地でデータベースの作り方や平和教育の場としての博物館の活用法などを教えることにしています。