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きょうは宮古島産の黒小豆を使ったお菓子「小さなくんぺん」を紹介します。

くんぺんは琉球王朝時代から続く伝統の銘菓。現在は行事などの大切な場で食べられる沖縄には欠かせない焼き菓子のひとつです。きょうはこだわりのクンペンを作っている小さなお菓子工房にお邪魔します。

工房の名前は「あば」。どういう意味ですか?

おきなわ菓子工房「あば」下地さおりさん「『あば』は宮古島の方言で、なにかを発見したとき、何かな?という時に使う。小さな発見からも何かできていくという、そういうつながりで名前をつけました」

下地さんが作るくんぺんのこだわりはその原料。故郷・宮古島で栽培された黒小豆です。

下地さん「宮古ではふつうにぜんざいとかご飯に入れたり」

那覇では黒小豆があまり食べられていないことが気になった下地さん。何かに使えないかな?と思ったのが菓子作りのきっかけでした。

下地さん「スピードをあげるために2個とか。最近やっと発見したんです、2個できることを(笑)」

黒糖を練りこんだ生地にあんを包みオーブンで焼き上げます。

下地さん「やはり焼きあがった時がイチバンうれしいですね」

できあがりました。香ばしい香りが工房内にたちめています。

下地さん「ラベルも自分で作ってます。どういう人が食べてくれるのかなあとか想像しながら。全部食べてくれたらうれしいな。あとは地域に密着したお菓子になることが一番うれしい」

こだわりのくんぺんは王妃餅(クィーンペン)と名付けられています。王朝時代からのお菓子にちなんで友人たちが名前をつけてくれました。ふるさとの味をたくさんの人に届けることが下地さんの夢です。

このクイーンペンは現在はインターネットでの販売と那覇空港の売店で限定販売されています。

問い合わせ:「美ら島バザール」
 http://www.rakuten.co.jp/churashima/