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伝統工芸や工業技術などの分野で優れた技術を持つ「現代の名工」に、那覇市の和服の仕立て職・嘉手納タケ子さんが選ばれました。

2008年度の現代の名工には全国から150人が選出され、このうち女性は嘉手納さんを含めて11人が選ばれました。

嘉手納さんは1960年から和服の仕立てを続ける一方で、沖縄の伝統衣装である琉装の仕立て「琉縫」について調査・研究を行い、高い技術と知識を持っています。1991年には首里城復元期成会の中国調査団に同行。その後、琉球王朝の国王や王妃の衣装を復元させ、こうした功績が評価されました。

取材に対し嘉手納さんは「大変恵まれた環境にあった。貧しかったせいもあります。生活費を稼がないといけなくて、それと好きだからできたということです」と語っていました。表彰式は11日に東京で行われます。