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名護市辺野古の新基地建設予定地に生息しているジュゴンの保護を求める3度目の勧告案が、日本時間の10月14日夜、スペインで開かれたIUCN・国際自然保護連合の総会で採択されました。

総会では、WWFジャパンなどが提出したジュゴンの保護に関する勧告案について審議し、勧告案は賛成多数で採択されました。勧告では日本政府に対して、辺野古への基地建設に関する環境アセスメントを、基地を造らないという選択肢も含めて実施する努力を求め、アメリカ政府にもこれを共同で実施するよう求めています。

IUCNの同様の採択は3度目と極めて異例で、さらに今回は、1月にサンフランシスコ地裁が「辺野古への基地計画についてジュゴンへの影響を避ける責任がアメリカ政府にある」と判断した後の初めての採択でもあり、基地計画を進める政府の政策に影響が出ると見られます。