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在日アメリカ軍トップのライス司令官は20日、名護市辺野古に建設が予定されている新基地について、名護市や県が求めている滑走路の沖合いへの移動に否定的な見解を示しました。

2008年2月に在日アメリカ軍司令官に就任したエドワード・ライス中将は、就任後、初めて沖縄を訪れ2日間に渡って県内の基地を視察しました。そして20日、マスコミのインタビューに応じ、2014年までに辺野古に新しい基地を作る重要性を強調し、名護市や県が求めている滑走路の沖合いへの移動については「再編計画は地元の自治体と合意したのではなく日本政府と合意した。我々米軍はこの再編計画を一つのパッケージとして実行したい」と述べ、否定的な見解を示しました。

また、辺野古の新基地が完成し移設が完了するまでは普天間基地を閉鎖することは不可能とも述べ、普天間基地の3年以内の閉鎖状態を掲げる仲井真知事の公約を完全に否定した形です。