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牧場の誘致計画を巡って、4月に住民投票が行われた伊是名村の前田村長は「計画を白紙にする」と牧場の誘致断念を19日正式に発表しました。

この問題は伊是名村の内花区に2000頭規模の大型牧場を誘致するというもので、賛否を問うために行われた住民投票では、誘致賛成派がわずか1票差で上回り、村民を2分する結果となりました。

前田政義村長は「賛否が拮抗し、その状態で牧場をあえて誘致すると、さらに村民を混乱に招くと」述べ、内花区での牧場計画を断念することを正式に発表しました。

一方で村長は取材に対し、「堆肥を作るセンターを新設し、サトウキビの増産を図っていくという方針は変わっていない」としていて、今後、その方法について検討を進めていきたいと話しています。