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さあ、盛り上がっているセンバツ高校野球は、きょう沖縄尚学が勝って明日の決勝に進出です!棚原さんのリポートです。

9年前の甲子園・・・。 マウンドには、エースナンバーを背負う比嘉公也投手。この時、エースは右足を捻挫し、傷みをこらえての登板ながら、強豪PLを破り、決勝へと進出したのです。

「春の旋風が甲子園に吹き荒れています。9年前の伝説にまた一歩近づいた沖尚は、明日の決勝進出をかけ、東洋大姫路と対戦します」

きょうの先発マウンドには、昨日、左ひざに打球を受け、痛みをこらえて立つエースの姿がありました。まるで9年前の比嘉監督のように

東浜巨「運命みたいなものは感じますね」

比嘉公也監督「(運命を)感じないと言えば嘘になると思うし。その時も相手は近畿勢だったので、絶対に勝ちたいと思います」

試合は初回、東洋大姫路の強力打線が、東浜に襲いかかり、先制を許してしまいます。反撃したい沖尚でしたが、東洋大姫路のエース佐藤の前に完璧に抑え込まれ7回まで、ヒット4本の0行進。

東浜投手「ひたすらバックを信じて打ち取りに行って打たせてとるピッチングをしたいと思います」

この苦しい状況にも関わらず、エースは笑顔でした。

東浜投手「ピッチャーが暗い顔をしているとチーム全体に影響しかねないので、自分がどんな時でも笑顔でナインを励ますというか」

マウンドで踏ん張る東浜を、きょうも固い守備で支えました。後は打線の援護のみ。終盤8回、2点を追いかける沖尚、バッターボックスは9番高甫。

高甫栄輝三塁手「今まで巨に頼っていた部分もあるんですけど」「自分達の打線で援護していきたいです」

その後、二人倒れるも、送りバントとファーボールもあって、ランナー1塁3塁。バッターボックスは、4番の仲宗根。

仲宗根一晟二塁手「チャンスで打つのが4番だと思うのでここで」「自分が打って東浜を助けたいです」

この回、一気に4点を挙げ4対2と試合をひっくり返した沖尚。最後は、東浜が三振で締めてゲームセット。ナイン一丸の勝利で、9年ぶりの決勝へ進出です。ここまで来ると「運命」みたいなものを感じてしまいますよね。比嘉公也監督は9年前の春から負けなし。明日は、12時30分から埼玉の初出場、聖望学園と決勝戦です。