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犯罪被害にあった人たちの現状を正しく理解してもらおうと、臨床心理士を目指す学生などを対象にした講演会が15日、琉球大学で開かれました。

これは県被害者支援ゆいセンターなどが企画したもので、学生や警察関係者など50人余りが参加。11年前、少年10人による集団リンチ事件で息子を亡くした兵庫県の遺族高松由美子さんが講演を行いました。

高松さんは現在、ひょうご被害者支援センターの理事を務めているほか、ほかの遺族の裁判に付き添う支援傍聴なども数百回にわたって続けています。

高松さんは事件直後、周りの人たちに苦しみを理解してもらえず孤立したことや民事裁判の過程で、金目当てではないかと噂され、つらい思いをした体験などを話し、犯罪被害にあった人たちの状況を正しく理解してほしいと訴えました。