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急成長を続けるタイのサトウキビ産業のヒントを得て、県内の需要拡大に繋がればと18日、那覇市で研究者による講演会が開かれました。

講演したのは農畜産業振興機構の加藤信夫情報部長で、会にはJA職員や製糖工場経営者、それにさとうきびの研究者らが参加しました。

初めに国内外の砂糖の需給や相場への影響を探るため、タイでの現地調査の結果を紹介。タイのさとうきび産業は、およそ10万人が携わる国をあげての大規模なもので、生産量は年間4669万トンと報告しました。

また2000年にはサトウキビを搾ったあとに出るバガスを利用したバイオエタノール産業が本格的に開始され、現在ガソリンと混ぜ、車などの燃料に多く使われているということです。

現在、バイオエタノールは宮古島で試験的に使われていますが、加藤情報部長は「今後、日本でもバイオエタノールがより普及するヒントになれば」と、タイが実施している政策を説明していました。