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国の高校教科書の検定で、沖縄戦の集団自決の記述から『日本軍の強制』が削除されたことを受けて、2日、那覇市で緊急のシンポジウムが開かれました。

シンポジウムではまず、渡嘉敷島で集団自決を生き延びた金城重明さんが講演をしました。金城さんは「当時の教育が死を目標としたもの。にも関わらず、日本軍の命令がなければ自発的に死を選択することはなかった」と話し、皇民化教育と沖縄の地での日本軍の圧力が住民を自決に追い込んだと語りました。

この後のパネルディスカッションで琉球大学の高嶋伸欣教授は「教科書はまだ印刷も配布もされていない。記述を元に戻すよう、沖縄から声をあげていきたい」と参加者に呼びかけました。