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アメリカ軍機が民間地に墜落した際、日本の警察や消防とアメリカ軍がどう連携するのかを具体的に確認するための合同訓練が1日海兵隊司令部で行われました。この訓練は3年前に沖縄国際大学にアメリカ軍ヘリが墜落した事故を受けて、日米で消火活動やけが人の救出などが迅速にできるよう行われ海兵隊との訓練は今回が初めてです。

内閣官房の萱嶋危機管理官は冒頭で『事故は誰も望まないが、初動の対応を的確に実施できるよう訓練しておくことが不可欠』と挨拶しました。訓練では、浦添市にアメリカ軍機が墜落したケースを想定。日米の取り決めでは安全確保のために立ち入りを制限する規制線を共同で管理することになっていて真っ先に現場に到着した浦添の消防と軍の関係者がどのように連携して現場を管理するかが話し合われました。また、年内には訓練を実践するための実働訓練も予定されています。しかし、4年前の事故では墜落したヘリに乗っていたアメリカ兵の名前さえ日本側に明らかにされておらず情報の共有という点ではまだ多くの課題が残されています。