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グスク時代から明治時代まで続く大規模な墓跡で、沖縄独自の葬制などが証明されたとして、那覇市の銘苅墓跡群が国の史跡に指定されました。那覇市教育委員会が1990年から緊急の発掘調査を進め、今回、史跡に指定されたのは、那覇市銘苅にある「銘苅墓跡群」と、隣接する「伊是名殿内」の2カ所です。

これは16世紀末のグスク時代から明治時代まで続いた墓跡で、囲込岩陰墓2基、掘込墓26基、亀甲墓1基からなる大規模な墓跡群です。この銘苅墓跡群は沖縄の墓の変遷がたどれること、多種多様な墓の形態がみられること、出土した蔵骨器などが豊富であったことなどから国の史跡となりました。県内の国指定の史跡はこれで31件目となります。