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県内で放射性物質に絡んだ事故が発生したという想定で、那覇市消防本部が初めての大規模な訓練を実施しました。

訓練には、隊員など100人余りが参加。医療機関に放射性物質を運搬していた車が那覇市内で交通事故を起こし、放射性物質が飛散したとの想定で行われました。

隊員らはまず、関係者や野次馬が放射線に被爆する2次災害を防ぐために現場を封鎖し、専用の測定機で事故現場の放射線を測定しました。そして路上に散らばった問題の放射性物質を慎重に回収。けが人は放射線を浴びている可能性があるため、着ていた洋服は厳重に管理され、一人ひとりシャワーを浴びせられるなど、マニュアルに沿って救出されました。

県内ではこれまで放射性物質に絡む大規模な事故は起きていませんが、放射性物質を取り扱う病院などは少なくないことから、参加者らは真剣に対応の手順を確認していました。