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航空自衛隊の宮古島分屯基地に建設が進められている新型の電波測定施設について、那覇防衛施設局の担当者が伊志嶺市長に説明し理解を求めましたが、市長は新しい施設の建設に反対の姿勢を示しました。

1日、宮古島市の市役所を訪れたのは那覇防衛施設局の枡賀企画課長と宮古島分屯基地の福岡豊指令らです。指令らは「旧上野村長や分屯基地周辺の住民には、電波測定施設の設置や関連施設の整備を行うことをすでに説明した」とこれまでの経緯を報告しました。そして電波施設の設置で隊員が10人程増えるが、基地機能が強化される訳ではないと理解を求めました。

これに対し伊志嶺市長は「すでに建設が進んでいる以上止むを得ない」としながらも「新しい基地建設は容認できない」と強い口調で話し、基地機能の強化に断固反対の姿勢を示しました。

この電波施設は宮古・八重山周辺の電波を集めたり監視を行うもので、那覇防衛施設局では平成20年度までに施設を完成させたいとしています。