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対策は進んだのでしょうか。児童虐待を防ぐための行政機関の具体的な対策について検証する委員会が開かれました。

県内の児童虐待問題を巡っては、去年、那覇市で一歳半の女の子が自衛官の父親から虐待を受けて死亡した事件を受けて、県が緊急対策検討委員会を立ち上げ、緊急提言を取りまとめています。

きょう開かれた委員会はその緊急提言の内容を児童相談所などの現場で実行性あるものにするためにさらに問題点を検証しようというもので、大学教授など6人の委員が出席しました。昨年度、県内の児童相談所に寄せられた虐待の相談処理件数は451件と、毎年、過去最悪を更新し続けています。

きょうの委員会では緊急提言を受けて今年度から各児童相談所の職員を増員したことや子供の安全確保を最優先するように児童相談所が職員の対応手順を改善したことなどが事務局から報告されました。委員会では、さらに検証を重ねて、今年9月までに報告書をまとめる方針です。