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先週土曜日から日曜にかけ、沖縄地方を暴風域に巻き込んだ台風3号の大雨や突風による被害が各地で報告されています。

台風3号は強い勢力を保ったまま沖縄地方に接近し、久米島ではきのう早朝最大瞬間風速40メートルを記録し、200ミリをこえる強い雨も降りました。

この台風の影響で県内では7人が負傷。また宮古や石垣など離島を中心に空の便の欠航が相次ぎ、週末を沖縄で過ごした観光客など、およそ1000人の足に影響がでました。

農作物への被害は県全体で1億5700万円。このうち12時間暴風域に巻き込まれた久米島ではサトウキビだけでも7500万円あまりにのぼり、最も被害が大きくなっています。

先月の長雨で大規模な土砂崩れのあった中城村では被害の拡大はなかったものの、住民は不安な夜を過ごしました。

住民「おかげさまで雨が少なくてよかったです。(Q:これから台風が)はい、今からシーズンですからね」「避難準備は整えてある。準備していつでも出られるように、夜中でもね」

一方、この3号に続いて発生した台風4号は現在フィリピンの東の海上にあり、およそ30キロの速さで西北西に進んでいます。このままのコースを進むと木曜日には沖縄の南の海上に達する見込みで、ふたたび注意が必要です。