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子どもの生活習慣対策委員会

沖縄は全国でも男女ともに肥満が多く、生活習慣の改善が大きな課題となっています。

肥満を防ぐには食生活も大切な要因ですが、沖縄では朝食を摂らない子どもの数が、全国と比べても高くなっているんです。そこで、子どもの時期から生活習慣病対策を考えようという委員会の会合が、29日南風原町で開かれました。

沖縄県は生活習慣病の指標となる成人男女の肥満率が全国一で、子どもの肥満率が、全国平均より高いため、委員会では、食育、生活習慣など5つの小委員会に分かれ対策を検討しています。

会合では朝ごはんを食べない子どもの割合が、全国平均の2倍以上の16.4パーセントにのぼること、理由が食べる時間がないや、食事が用意されていないなど、課題が報告されました。また、朝ごはんを食べないことで肥満になる確率が3倍になるなど、生活リズムの乱れが肥満と関連することも報告されました。

さらに県内の幼稚園、小学校、中学校で徒歩通学に取り組んだことが伝えられ、歩いて登校することで体温があがり脳の活性化につながることや、持久力がつくことがあげられました。

安次嶺馨委員長は、「応急処置的なものではなくて、予防に時間をかけてじっくり子どもたちを見守りたい」と話していて、今後は子どもの生活習慣病の改善に向けた資料などを作成し、保護者らに伝えていきたいと話しています。