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普天間基地に配備されてきたアメリカ海兵隊のKC130空中給油機の岩国基地への移駐が15日から始まりました。

KC130の移駐は沖縄の基地負担の軽減策の1つと日米が合意したもので、高良副知事や佐喜眞宜野湾市長らが参加して移駐開始のセレモニーが行われました。

15日は午前中に2機のKC130が岩国基地に向けて飛び立ちました。佐喜眞市長は「私は基地負担軽減と危険性の除去、実現していきたいという思いがございますので、その第一歩としての今回のKC130はスタートとしては評価するものでございまです」と話します。

一方、市民は「一部だけ移しても、基地全体の中ですよね、中をどうにかしないと意味がないんじゃないかと思いますね」赤んぼ抱えた母親は「負担の軽減とは思わないですね、一部ですよね」と話しました。

8月一杯で全15機の移駐が完了する見込みですが、アメリカ海兵隊は、今後も定期的にKC130が飛来し、沖縄周辺で訓練を行うとしていて、実質的な負担の軽減となるのかは不透明です。

また15日は、日本に搬入されて初めてオスプレイ1機が人員輸送のため厚木基地に飛来しました。安全面に関する懸念から神奈川県の綾瀬市と大和市は飛来中止をアメリカ軍に要請したということです。