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ここからは、特集です。9月も終わりに近づいていますが、沖縄はまだまだ残暑が厳しく、海を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

ただ、この時期の海にも恐ろしい「危険生物」が潜んでいます。取材しました。

三島アナウンサー「9月になっても海で楽しんでいる様子も見られますが、沖縄の海には、まだまだ危険生物が潜んでいるかもしれません」

その正体は、南西諸島の海域に生息する危険生物「ハブクラゲ」です。

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

去年、県内で発生した海洋危険生物による被害(199件)のうち、ハブクラゲによるものは81件と、全体のおよそ4割を占めています。ピークの7月・8月に次いで被害が多いのが9月と10月。海水浴シーズンの終盤を迎えても、油断はできません。

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

この状況に、海水浴を楽しむ人は、

県内の利用客「初耳ですね。まだ観光客は9月でも全然いるので、みんなが知っておくべき情報かなと思う」

実際に、刺された経験がある人に話を聞くことができました。

被害に遭った男性「浅瀬を歩いていた時に、ふくらはぎのあたりでバチっという音が鳴って。見たら触手がすごいついていて、かゆくてとても熱い感じだった」Q:歩いていた時は気づかなかった?「物体は見えなかったです」

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

なぜ、気づかないうちに被害に遭ってしまうのか。危険な海の生物に詳しい、県衛生環境研究所の安座間安仙(やすひと)さんに聞きました。

県衛生環境研究所・安座間 安仙さん「ハブクラゲは半透明で水中では見つけにくい。特に少し水が濁っていると肉眼で注意しても、近くに来ないと気づかない。非常に見つけにくいクラゲなので、被害が多いと思う」

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

ハブクラゲの触手には1ミリにも満たない毒針が大量にあり、触れたり刺激を与えると、毒針が一斉に発射されます。

県衛生環境研究所・安座間 安仙さん「刺されることで心臓が止まってしまう毒性がある。刺されて数十秒・数分以内に倒れてしまい、最悪の場合亡くなってしまったケースも県内では3例ある」

万が一刺されてしまった場合、適切な応急処置が重要になります。

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

県衛生環境研究所・安座間 安仙さん「触手に対して酢酸の濃度が5%くらいの食酢をかけて、その後、触手をゆっくりと取り除いて、痛みがある場合は冷やす。その後は病院に行って治療するのがよい」

そして何より大切なのが、事前に被害を防ぐ対策です。

県衛生環境研究所・安座間 安仙さん「肌をラッシュガードやシャツなどで覆えば、毒針が刺さらなくなり被害を防ぐことができる」「県内のビーチではほとんどがクラゲネットを設置している。ネットの中で泳ぐことで、安全に泳ぐことができると思う」

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

残暑が続く沖縄の海。正しい予防と対処法を身につけて、安全に楽しむことが大切です。

ここからは、取材した三島アナウンサーです。正しく対処することが大事ですね。

三島アナウンサー「そうですね!VTRでも酢酸濃度が5%くらいの食酢をかけるのがよいと紹介しましたが、実は濃度を超えたものや、アルコールなどは毒に刺激をより与えてしまうので、注意が必要です」「そして、こちらVTRをご覧ください。取材する中で、『今月、浅瀬で2匹も見つけた』という話を聞きました。これは水深50cmにいたそうなんです」

浅瀬にいるとなると、子どもたちも心配ですよね。

三島アナウンサー「そうなんです。先ほどVTRでハブクラゲの死亡例をお伝えしましたが、実はこれまでの死亡例は、すべて未成年なんです。体が小さい子どもは毒の影響を受けやすく、呼吸や心臓が止まってしまう危険性があります」

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説 海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

万が一、刺されて意識を失ってしまった場合は、どうすればいいですか?

三島アナウンサー「はい。その場合はお酢をかけることよりも、まず『心肺蘇生』を最優先に行ってほしいとのことでした」

三島アナウンサー「さて、ここからはハブクラゲとは『別の危険生物』についてです。ここで視聴者の皆さんにクイズです。こちらのモニターのどこかに危険生物が隠れています。どこにいるでしょうか」

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

三島アナウンサー「正解は、こちらです!この生物は『オニダルマオコゼ』といいます。背中に強い毒を持つトゲがあり、マリンシューズのゴム底すら突き破るほど鋭いんです。一年中、水深10cmほどの浅瀬にも潜んでいます」

岩と区別がつかないので、踏んでしまいそうですね!

海に潜む危険生物 その対策とは? ハブクラゲとオコゼを解説

三島アナウンサー「まさに過去には、気づかずに踏んでしまい、亡くなった事例もあります。では、もし刺されてしまった場合の対処法、分かりますか?」

ハブクラゲはお酢でしたけど、これも何かかけますか?

三島アナウンサー「実は『40度から45度のお湯につける』のが正解なんです。毒が熱に弱いため、痛みを和らげることができます。ただ、これはあくまで応急処置ですので、必ず病院で治療を受けてください」

残りの海水浴シーズン、足元や周囲に危険生物が潜んでいることをしっかり意識して、安全に楽しみたいですね。ここまで特集でした。