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双方の違いを感じて学びがあったと話しています。長野県の若者たちがひめゆりの塔などを訪れ平和学習を通して沖縄との交流を深めています。

沖縄県と長野県はおととし3月に「交流連携協定」を締結していて、双方の若者が交流することで郷土愛と地域づくりの担い手となる人材育成を目指しています。

11月3日から3泊4日の日程で沖縄を訪れている長野県の若者たち15人は、4日、ひめゆりの塔や平和の礎を訪れ、県内の若者15人と交流しながら沖縄戦の歴史を学び、犠牲者に黙とうを捧げました。

長野県参加者 藤井にこりさん「県によって平和に対する捉え方や印象が全然違うと気づいた」「ただ怖いだけで終わらせるのではなく、今後に繋げていけるような考えを(沖縄は)しているので、自分も見習おうと思った」

沖縄県の参加者 大城誉広さん「沖縄と長野は一見違った地域でも平和であったり戦争の歴史を通じて共通点があったりとか、お互いの事情から見える文化背景を含めて、こんな貴重な経験なかなかない」

参加者たちは平和の礎に刻まれた一人一人の名前を見ながら戦争の重さを胸に刻んでいるようでした。

一行はこのあと糸洲の壕を訪れ、命を落とした長野県出身者についても話を聞いていました。

11月5日は、三線や琉球舞踊などを体験し沖縄の文化にも触れるということです。