著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

続いては、気軽に楽しめる野球のようなスポーツ、ベースボール5という競技を紹介します。2026年、ダカールで行われるユースオリンピックの公式種目にも選ばれている競技なんですが、おととい、沖縄では全国大会出場をかけた予選が行われました。

ベースボール5とは、野球に似ている5人の男女混合チームで戦う競技で、使う道具はテニスボールのようなボールが1つだけ。バットやグローブは使わず、打者は素手でボールを打つのでピッチャーはいません。

空振りもファールもアウトとなり、打った球がホームベースの前にあるエリアにバウンドしたりフェンスに直接当たっても、超えても、アウトになってしまいます。

試合は5イニングで行われ、攻守ともにスピードと作戦が勝負のカギとなります。

ボール1つで熱戦!ベースボール5!

全日本野球協会 ベースボール5担当 伊藤浩人(いとう・ひろと)主任「ボール1個あれば、出来るということ、そして、少ないスペースで出来るということそういった手軽さであり、集団競技で、男女ミックスで行う」

「一緒に喜んだり、ハイタッチしたり、一緒に泣いたり、そういった部分は非常に新しいかなと思いますし、一試合の平均が約20分なんで、そういった部分でスピーディーな部分も魅力があるんじゃないかと思ってます。

「沖縄の人たちはですね、ベースボール5に対する熱は非常に大きいと感じてます」

ボール1つで熱戦!ベースボール5!

この日行われた予選の中には、先日ドラフトで巨人に指名された知念大成(ちね:んたいせい)選手の兄、大河(たいが)選手や、マチョ谷翔平さんの姿も。そして、ベースボール5の侍ジャパンとして戦った県勢選手がいました。

琉球SEAHORSE 喜屋原 咲(きやはら・さき)主将「第2回アジアカップベースボール5侍ジャパンの喜屋原 咲です」

ボール1つで熱戦!ベースボール5!

喜名小学校で野球を初めて、読谷中学校ではソフトボールをプレーしていた喜屋原(きやはら)さんは、後輩に誘われてこの競技に出会いました。

琉球SEAHORSE 喜屋原 咲(きやはら・さき)主将「ソフト以上にスピードのある競技に出会った事がなかったので、そこが自分が一番楽しいと思える瞬間です」「目標は、またアジアカップの日本代表に選ばれること、そしてワールドカップも代表に選ばれて、沖縄からどんどん代表を増やしていけたらいいなと思っています」

大会は、2つに分かれた予選リーグを勝ち抜いた喜屋原(きやはら)選手の所属する「琉球シーホース」と「結マール5」が、優勝を目指します。

2戦先勝方式の決勝戦。琉球シーホースがファイナル1を制して迎えた2戦目。先攻の琉球シーホースは1回、先頭バッター比嘉心(ひが・しん#1)選手が出塁しますが、2番、3番と倒れランナー3塁。ここで、佐久川幸誓(さくがわ・こうせい#13)のヒットで先制点をあげます。

ボール1つで熱戦!ベースボール5!

その裏、結マール5も2アウト3塁とチャンスで、バッター永山和輝(ながやま・かずき#1)選手。打った打球は、柵越えホームラン!!ですが、ベースボール5では、これはアウト!試合は、そのまま1点追加した琉球シーホースが2対0で勝利。全国大会の切符を手にしました。

琉球SEAHORSE 喜屋原 咲(きやはら・さき)主将「接戦の中でみんなで勝ち抜いたので最高に楽しかったです」

琉球SEAHORSEメンバー「日本一になるぞ! おー!」

ボール1つで熱戦!ベースボール5!

楽しそうでしたね。私も一度体験してみたいと思いました!男性女性問わず、子どもから大人まで、気軽に楽しめるベースボール5、今後の展開に注目です。