沖縄を舞台に連日熱戦が続くU18野球ワールドカップ、オープニングラウンドを全勝した日本代表は、きのうアメリカ代表と対戦!
先発・沖縄尚学の末吉が5回途中ノーヒットに抑える好投をみせました。試合も、終盤もつれる展開となりました。

12の国と地域が参加して世界一を争う、ラグザス presents WBSC U-18 野球ワールドカップ。オープニングラウンド・Aグループを5戦全勝で勝ち上がった日本代表は、Bグループを突破した上位3チームと総当たりで戦い決勝進出をめざします。
きのうは、Bグループを全勝で突破したアメリカと対戦しました。メジャーリガー予備軍を有する強敵アメリカとの注目の一戦に先発を任されたのは沖縄尚学の末吉良丞。

その立ち上がり、2つのフォアボールで1・2塁のピンチを背負いますが、4番バッターを見逃しの三振!5番バッターをライトフライに打ち取り0点に抑えます。
アメリカ相手に「日本の技術で対抗したい」と話していた末吉、140km台のストレートとキレのある変化球で強力アメリカ打線を2回以降は三者凡退に抑えます。末吉は、4回1/3を投げ、ノーヒット・5奪三振の好投を見せます。
試合が動いたのは末吉がマウンドを降りた直後でした、ツーアウト2塁で内野の守備が乱れアメリカに先制を許します。

1点を追う日本は7回、1アウト2・3塁のチャンスで7番、山梨学院の横山 裕、ライトにタイムリーヒットを放ち、土壇場で同点に追いつきます。
試合はこのまま同点で、ランナー1・2塁から始まる延長タイブレークに突入、8回表、日本は先頭打者がフォアボールで出塁し満塁とすると、1番 敦賀気比の岡部、走者一層のタイムリーツーベースで勝ち越すと。この回さらに2点を追加します。6-1

その裏、日本代表は京都国際・西村をマウンドに送りますが、先頭バッターにフォアボールを与え満塁に。1アウトを奪うものの、次のバッターには、ストレートのフォアボールで押し出し6-2。
一打、同点のピンチの場面にマウンドに上がったのは世代No.1ピッチャー 石垣元気!一人目を三球三振に仕留めると、最後のバッターをセカンドフライに打ち取り、日本が6対2で大事なスーパーラウンドの初戦を制しました。

日本代表小倉全由 監督「末吉がしっかりと抑えて」「その後のピッチャーも自分のピッチングをしてくれた」「良いゲームになった」「自分たちのペースで野球ができた」
日本代表岡部 飛雄馬選手「勝利にこだわっているので粘り強いチーム」「日本らしく機動力を活かして粘り強く」「優勝できるように頑張っていく」
大会連覇が見えてきた日本代表!きょうのパナマ戦に勝つと決勝進出が決まります。