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利用客を装って飲食店にうその予約をし、高級シャンパンを用意してほしいと現金を振り込ませるいわゆる「ドタキャン詐欺」が県内でも発生し、那覇市の飲食店が現金352万円をだまし取られました。
警察によりますと今月2日、那覇市の飲食店に「3日に4人で利用したい」と男から予約の電話がありました。男は店の従業員をラインに誘導し、酒の持ち込みが可能かを確認したうえで、飲みたいシャンパンが準備できなかったと電話をかけ「代金は口座に振り込むので至急取り揃えてほしい」と頼み、男は店に架空の酒販売店を紹介しました。
その後、酒の購入代金を店に送金したと見せかけるための偽の振り込み履歴の画像を送りました。店は男から振り込みがあったと信じ、架空の酒店から指定された口座に高級シャンパン3本の購入代金としておよそ100万円を振り込み、さらに土産用のシャンパンの購入代金として250万円あまりの現金を振り込んでしまったということです。
頼んだ酒が届かず、予約した男とも連絡が取れなくなったことから警察に相談して事件が発覚しました。警察は詐欺には様々な手口があり、不審な点があれば相談してほしいと呼びかけています。