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次はハンドボールの話題です。リーグ・12位の琉球コラソンは、きのう那覇市でホーム最終戦に臨みました。その中で、今シーズン限りでの引退を発表したレジェンドが出場。多くのファンが声援を送りました。

琉球コラソンが所属するハンドボール「リーグH」の今シーズンホーム最終戦。試合前の練習に参加する、ある選手の姿が「田場裕也(たば・ゆうや)49歳。」

20年前に本場ヨーロッパのリーグに挑み、在籍中は、得点ランキング3位になるなど成績を上げました。

その後、日本に帰ってきた田場は、琉球コラソン創設者としてGM、監督、そして選手として活動しますが、その責任の重さから2010年に退団。

「もう一度、コートに立ちたい」という思いから、2019年にチームのトライアウトを受け、2022年、選手兼コーチとして復帰を果たします。3年間チームと共に戦いましたが、今年、ユニホームを脱ぐを決意し地元ファンが見守る中、試合に挑みました。

田場の為にも負けられないコラソン、高井隼平(たかい・じゅんぺい#12)が好セーブでゴールを守ります。

潘 恩傑( パン・エンジャ―#18)がチーム初得点を挙げると野尻 雄偉(のじり・ゆい#2)も得点を重ねます。

そして、田場がコートに上がるとチームメイトを鼓舞しますが、コラソンは相手に「18対12」と6点リードを許して前半を終えます。後半、巻き返したいコラソンは、野尻(のじり)がこの日、13得点をあげる活躍を見せますが、35対24で敗れ、田場のホーム最終戦を勝利で飾ることはできませんでした。

田場選手「おとうさん、おかあさん、小学校から大好きなハンドボールを49歳までさせていただいて、ありがとうございました」

試合後には、両チームの選手が田場の周りに集まり、ハンドボール界の貢献者を胴上げし労いました。

田場裕也選手は、24日のアウェイ福岡戦で最後の試合となります。現在、リーグ通算199得点。ぜひとも得点する姿を見せてほしいですね。