ここからは、スポーツ!戸田さんです。
戸田アナウンサー「はい!お伝えします。まずは、バスケットボール・Bリーグチャンピオンシップ・セミファイナルからです」
琉球ゴールデンキングスは、おとといからアウェーで三遠(さんえん)と対戦!先に2勝したチームがファイナルに進む絶対に負けられない闘い。2戦とも、両チームの意地がぶつかる試合となりました。
2年ぶりの日本一奪還!と天皇杯との2冠を目指すキングス。そのキングス・セミファイナルの相手は、アウェー・浜松アリーナで2シーズン連続で中(なか)地区を制し、クラブ史上初のセミファイナル進出を決めた三遠(さんえん)ネオフェニックスです。
おとといの第1戦。序盤は、三遠(さんえん)の司令塔、佐々木隆成(ささき・りゅうせい♯24)が3ポイントシュート(先制3点目)を決めると、元NBAプレーヤーのヌワバ(♯2)がダンク(13点目)を決めるなど流れを作ります。
しかし、第2クォーターに入るとキングスが、ヴィック・ローがファールを受けながらもシュート(26点目)を決めるとさらに3ポイントシュート(45点目)で得点を奪い、前半をキングス1点リードでゲームを折り返します。
後半は、三遠(さんえん)の怒涛の攻撃!メイテンのバスケット・カウント、さらに日本代表の吉井裕鷹(よしい・ひろたか)の3ポイントシュート(50点目)が決まりキングス、最大13点のリードを許します。
このままでは終われないキングスは、アレックス・カークとジャック・クーリーを軸にゴール下で得点を奪うなど試合は1点を争う大熱戦。
第4クォーター残り10秒で、得点差は2点。ヴィック・ローが3ポイントシュートを狙いますが惜しくもゴールとはならず!キングスは、大事な第1戦を87対85で落としました。

第2戦 5月18日(日)
ファン「観客席の盛り上がりで私も元気になりました」「期待は勝利だけです。観客席から応援してみんなで盛り上がりたいと思います」
親子(母娘)「団結の力で何とか乗り越えて横アリに行こうと思っています」
親子「勝つ!勝つ!絶対勝つ!」
初戦を落とし、絶対に負けられないキングス!きのう、第2戦に臨みました。
沖縄サントリーアリーナではパブリックビューイングが行われ2000人を超えるファンが詰めかけ声援を送ります。
第1クオーター、キングスはヴィック・ローのシュートで先制をしますが、この日も三遠の吉井に連続でスリーポイントシュートを決められるなど三遠にリードされます。
その後、キングスは厳しいディフェンスで相手からボールを奪い、速攻や正確なスリーポイントにつなげ逆転しキングス3点リードで最終クウォーターヘ。
しかし、キングスはリードを守り切れず、逆転を許してしまいます。試合時間残り5秒で2点を追う展開、ヴィック・ローが逆転を狙った3ポイントシュート!リングに弾かれますが、そのリバウンドを松脇圭志(まつわき・よしゆき)!右手で放った劇的なタップシュートがブザービーターで決まり79対79!土壇場で追いつき試合は延長へ。

延長では、キングスが終盤までリードをしますが、三遠も粘りを見せ、残り1秒でダジンスキー(♯23)に同点に追いつくスリーポイント(88点目)を決められ、2回目の延長へ。
2回目の延長では、吉井やヌワバの3ポイントで三遠が先行。それでも、アレックス・カークがセカンドチャンスから得点すると、ジャック・クーリーもオフェンスリバウンドをもぎ取り、残り10秒で逆転!
このリードを守り切ったキングス!勝敗を「五分」に戻し、きょうの最終戦で雌雄を決します。
沖縄アリーナ ファンの女性「松脇選手のリバウンドからのタップのシュートが一番カッコよかった」ファンの男性「すごく感動しました!勇気をもらいました」「沖縄から応援している人たちがたくさんいるのでめっちゃ頑張ってほしい」
桶谷大ヘッドコーチ(試合後記者会見)「今シーズン相手にとって脅威になる部分をみんなが理解しようとしてくれていると思っていて(第3戦に向けて)気持ちをセットするというところと、きょう使っていないメンバーでヒーローが出るかというところが重要なポイントだと思います」
きのうは再延長にもつれ込む激闘の末、キングスが勝利。こちら、松脇選手の劇的ビザービーターしびれましたね~!これで対戦成績を1勝1敗とし、勝負は今日午後7時5分からの第3戦。勝った方が決勝進出を決めます。4年連続ファイナル進出へ GO!GO!キングス!