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戦時中の水没事故で183人が犠牲となった山口県の長生炭鉱で、遺骨が見つかったことを受け、市民団体が、身元特定のためのDNA鑑定に向けて協力を呼びかけました。
会見を行ったのは、遺族への遺骨返還を目指す「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の上田慶司事務局長や沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表ら6人です。
1942年2月、山口県宇部市の長生炭鉱で水没事故があり、県出身5人を含む183人が犠牲となり、事故後も遺骨は、坑道に残されたままでした。
こうしたなか、2025年8月に市民団体が行った遺骨収集のための潜水調査で83年ぶりに4体の遺骨が確認され、頭がい骨や大腿骨などを収容、市民団体は、国に遺骨収容に向けた支援や身元を特定するためのDNA鑑定などを求めています。
刻む会によると9年前の調査で、県出身の犠牲者5人のうち3人の遺族を探すことができましたが、その後、連絡が途絶えてしまい今回、改めて情報提供を呼びかけるとともにDNA鑑定への協力を訴えました。
沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」・具志堅隆松代表はヘ犠牲者を遺族のもとに帰す。それは国がやらないからしょうがないじゃ通らないことです。」と話しました。
団体は、沖縄での遺族捜しを本格化させるために情報提供を広く求めています。
