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自衛隊に関する報道について自衛隊関係団体の会長らが、11月4日に会見を開き「中立的な表現」や自衛隊の功績、努力も伝えることなどを各報道機関に要望しました。

11月4日に会見を開いたのは隊員OBらでつくる県隊友会や県自衛隊家族会など、関係団体の会長らです。

会見では各報道機関に対して、宮古島駐屯地の司令が抗議者をどう喝したとされる事例や、陸上自衛隊第15旅団の沖縄全島エイサー祭りへの参加を巡る報道などを挙げて「見出しと本文内容のかい離や断定的表現」「自衛隊側の当事者の声や文脈の不足」などと懸念を示しました。

県自衛隊家族会・上田和守副会長は「自分の子どもたちが一生懸命働いている現実を報道の皆さんに知ってもらって、平等やここを優先しろという話ではなく、是々非々で公正な報道をしてもらいたい、それだけなんですよ」と述べました。

各団体の会長らは要望書提出の経緯について、県議会が10月「自衛隊や家族への差別的風潮を改めることなどを求める決議」を可決したことを挙げ「主旨に深く賛同する」と強調しました。