大地震で津波想定・警察の機能移転訓練

大地震で津波が発生した状況でも業務を続けられるよう警察の機能を、他の建物に移す訓練が4日糸満警察署で行われました。

この訓練は大地震で津波が発生したことを想定し、警察の浸水被害を避けて警察署の拠点を移す訓練で糸満署の警察官などおよそ20人が参加しました。

訓練では無線機を使って被害状況の確認し署長や責任者が指示をして各課の重要書類などを車両で代替施設の糸満青少年の家へ運びました。移転先では災害対策本部が設置されアンテナを立てるなどして通信環境を確保していました。

糸満署交通課平良翼巡査長は「資機材の活用方法を理解していないと警察活動を遂行することはできないので、そういった点で訓練を行って良かったと思います」と話していました。

糸満警察署では「災害が発生した際は迅速に対応できるよう日頃から備えていきたい」としています。